(2008年08月15日)

東京金:目先は反発の可能性も

 東京金は、足元では指標となるNY市場の急落に合わせて地合いを弱めている。ただ、現地12、13日の市場では、NY金相場の圧迫要因となっていたドル高ユーロ安が一服した格好で、目先的に反発する可能性も考えられる。

 金の直近の動きを確認すると、12日の相場では全限月でストップ安、13日には先限が一時グラム当たり2832円の年初来安値を付けるなど大幅安となった。ただ、NY市場の切り返しを受けて、14日には前場時点で2900円台に乗せる動きとなっている。

 一方、指標となるNY市場は現地11日に重要な下値支持線とみられていた5月1日の安値トロイオンス当たり848・90ドルを大きく下抜けたことで、地合いが悪化した。市場関係者からは「比較的堅調とされていた金も、ついに高値圏から転落した」(アナリスト)との声も聞かれ、市場参加者の失望感を誘った。

 こうした流れの中、13日にNY原油が在庫減少を手掛かりに反発したことから、金も連れ高した。

 しかし、原油に関しても米国内は現在、ドライブシーズンではあるもののガソリン需要減退は不可避とみられ、戻りも限定的となる公算が大きい。

 従って、目先は原油売り・ドル買いの流れは続くものと考えられ、ドル安反転となるにはまだ日柄が必要だろう。

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