(2008年09月03日)
国内ゴム:高値警戒感広がる
国内ゴム相場は、東京8月限納会が当先逆ザヤ下にあって急伸したことを受けて戻り歩調を続け、6月下旬の高値から8月中旬の安値までの下げ幅に対し、ほぼ半値戻しを達成したが、為替が円高傾向を持続していることや原油先物の下値不安から反落に転じるなど高値警戒感が表面化している。
東京先限は、つなぎ足で8月19日に目先の安値であるキロ当たり295円70銭を記録したが、当先限が大幅逆ザヤ下にもかかわらず、8月限納会が急伸、その後も2番限がサヤ出世したため、これにつれる形で先限も320円台半ばまで戻す展開となった。チャート上は、6月30日の高値(356円90銭)からの下げ幅に対し、半値戻しを達成したことになる。
市場でも「20円以上の大幅逆ザヤだけに、売りにくい」(取引員筋)と指摘する向きが多い反面、世界的な景気後退、それに伴う自動車メーカーの減産といった弱材料を抱えているだけに、一方的な上昇に対する警戒感も出始めている。
東工取の8月中旬指定倉庫在庫が3127トンと低水準で、これが逆ザヤにつながる要因になっているが、産地から荷を呼び込む可能性も無視できず、今後ともサヤ動向を注視する必要がありそうだ。

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