
東京灯油:現物事情から弱含み
東京工業品取引所の灯油は、国際的な価格指標となるNY原油の弱基調や、国内の現物事情がさえないことから、弱含む展開となりそうだ。 灯油期先は、8月下旬にかけテクニカル的には好転の兆しもあった。直近では10日移動平均線が20日移動平均線を上回るゴールデンクロスを形成。7月から見られる下降トレンドの転換とも映った。 ところが、2日には値幅制限(3600円)いっぱいとなるストップ安を記録し、状況は変わりつつある。この日はキロリットル当たり9万円の下値支持線を、4カ月ぶりに割り込むなど、足元では方向感の定まらない格好となっている。 国内現物事情も悪化が続いている。足元の状況について当業者筋は「NY原油の乱高下で、国内は買い意欲が後退している」と、ボラティリティ(変動率)が高く、動きにくいとする。 春頃から石油製品は灯油が主導した結果、ガソリンが売られた。今後、灯油の弱さが意識されると、灯油売り・ガソリン買いの動きに傾くことも予想される。








