(2008年10月06日)

NY原油:90ドル割れも視野に

国際的な石油市場の指標となるNY原油は、バレル当たり90ドル割れも視野に入ってきた。

9月中旬以降の値動きからすると相場のレンジは90―130ドルと値幅が大きい。ただ、9月末から直近までは下降トレンドが鮮明となっている。

米下院は9月29日、公的資金による金融機関の不良資産買い取りを盛り込んだ金融安定化法案を否決した。金融市場の動揺は深さを増し、NYダウ工業株30種平均は前日比777ドル安と過去最大の下げ幅を記録し、NY原油も10ドル超急落している。NY原油の日足チャートでは、この日の急落で窓が空いており、売り圧力の強さを物語っている。

マーケットは10月に入っても金融安定化修正法案の行方を見守る展開が続いているが、足元のNY原油は弱材料が相次いでいる。

直近では再び為替市場でユーロが売られた。欧州中央銀行(ECB)は現地2日の理事会で、政策金利の引き下げについて触れた。市場ではユーロ(対ドル)の先安感が強まり、一時1ユーロ=1・37ドル台まで売られ年初来安値を更新した。ユーロ安(ドル高)は、ドル建てである原油の弱材料となる。

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