
07/12/17―21のドルは上値の重い展開を予想
(予想レンジ:110.5〜113.5) 12/14の晩以降の為替市場は、ドルの上値が重い展開を予想する。 主要5カ国中央銀行による流動性供給策にも係らず、株式市場の上値は引き続き重い。本スキームによる入札(12/17、12/20)後のドルLIBORの推移などに為替市場は敏感な展開が続くだろう。また、ゴールドマン・サックス(12/18)、モルガン・スタンレー(12/19)、ベア・スターンズ(12/20)など大手投資銀行の9〜11月期決算発表が予定されている。引き続き追加損失発表への懸念が株価の上値を重くするだろう。ドルを買い進めにくい地合いが続く可能性は高い。 米経済指標では12月のNY(12/17)・フィラデルフィア(12/20)連銀景況指数や、11月の米住宅着工件数(12/18)などが注目されるが、いずれも悪化傾向が続く公算だ。日本では、7〜9月期資金循環勘定(12/17)が発表され、サブプライム問題悪化後の対外証券投資の動向などが注目される。 ユーロドル相場は、ユーロの底堅い推移を予想している。米国要因の展開が続く見込みで、米景気の鈍化懸念がユーロ買い材料となろう。但し、欧州金融機関の追加損失報道が続くようであれば、ユーロ売りになる局面も有り得る。| プロフィール |
吉田 健一郎(よしだ けんいちろう)みずほ総合研究所株式会社 調査本部 市場調査部 シニアエコノミスト 【略歴】 1996年3月 一橋大学 商学部商学科 修了 1996年4月 (株)富士銀行 入社 1998年10月 同国際資金為替部 為替対顧客ディーラー 2002年4月 みずほ銀行市場営業部 為替対顧客ディーラー 2004年4月 みずほ総合研究所(株) 調査本部 経済調査部 主に為替相場、原油相場を担当。 【著書】 「日本経済の明日を読む2007」(共著、東洋経済新報社 2006年) |








