(2008年01月25日)

ドルが対円で上昇、対ユーロでは横ばい推移を予想

(予想レンジ:106.00円〜109.00円)

最大の注目はFOMC(1/29・30)で、現在金融市場では50bpの追加利下げを織り込んでいる。追加利下げとなれば米株価の上昇と共にドル買い材料となる可能性が高い。

但し、週末に1月の米雇用統計や同製造業ISM指数(以上2/1)といった重要指標の発表を控えていることから、週央以降は徐々に様子見姿勢が強まる展開を予想している。

なお、雇用統計では年次改訂により過去系列の遡及改定がなされ、改訂結果も注目される。

その他、10〜12月期の米実質GDP(1/30)では、1%台前半への成長鈍化が予想されている。FOMC直前の発表でもあり影響は限定的とみているが、仮にマイナス成長となればドル売り材料となろう。

ユーロドル相場は、横ばい推移を予想する。欧米金利差との比較では未だユーロには割安感が残り、当局者の最近のタカ派なコメントなども勘案すれば買い進め易い。しかし、一方で欧州金融機関のサブプライム関連損失報道等にも市場は敏感だ。強弱材料が混在する中、来週は方向感が出るまでには至らないだろう。



プロフィール
吉田 健一郎(よしだ けんいちろう)

みずほ総合研究所株式会社
調査本部 市場調査部 シニアエコノミスト

【略歴】
1996年3月 一橋大学 商学部商学科 修了
1996年4月 (株)富士銀行 入社
1998年10月 同国際資金為替部 為替対顧客ディーラー
2002年4月 みずほ銀行市場営業部 為替対顧客ディーラー
2004年4月 みずほ総合研究所(株) 調査本部 経済調査部
主に為替相場、原油相場を担当。

【著書】
「日本経済の明日を読む2007」(共著、東洋経済新報社 2006年)