
信用不安が燻り、ドルは下落圧力が強い地合いが継続
(予想レンジ:104.50円〜107.00円) 今週のFOMCでは50bpの利下げが実施され、緊急FOMCを含めれば短期間に125bpという大幅な利下げが実施されたことになる。しかし、足元でモノラインの格下げなど、証券化商品に対する信用不安は高まる傾向にあり、利下げにも米株の本格反転は見られなかった。信用不安の高まりによるドル売り地合いは続き、ドルは総じて買い進めにくいだろう。 当面の注目材料は1月の雇用統計(2/1)や同製造業ISM指数(同)といった米経済指標になるが、いずれも低調な結果が見込まれており、ドル売り材料視される可能性が高い。 ユーロドル相場は、ユーロが底堅い展開を予想している。ドル売り地合いが続く中で、欧米金利差が拡大してくればユーロ買い材料となろう。 ECB理事会(2/6)後のトリシェ総裁の記者会見における、インフレに対する警戒の度合いなどが注目される。 なお、OPEC総会(2/1)では生産枠据え置きが見込まれており、原油相場が上昇すればユーロドル相場の支援材料になる可能性もある。| プロフィール |
吉田 健一郎(よしだ けんいちろう)みずほ総合研究所株式会社 調査本部 市場調査部 シニアエコノミスト 【略歴】 1996年3月 一橋大学 商学部商学科 修了 1996年4月 (株)富士銀行 入社 1998年10月 同国際資金為替部 為替対顧客ディーラー 2002年4月 みずほ銀行市場営業部 為替対顧客ディーラー 2004年4月 みずほ総合研究所(株) 調査本部 経済調査部 主に為替相場、原油相場を担当。 【著書】 「日本経済の明日を読む2007」(共著、東洋経済新報社 2006年) |








