
ドルは横ばい圏でのもみ合い
今週のドル円相場は、来月初の米主要経済指標を前に、総じて小動きとなる可能性が高い。経済指標では、1月の中古・新築住宅販売(2/25・27)、同耐久財受注(2/27)、10〜12月期の米実質GDP(2/28、暫定値)等の発表が予定されている。GDPでは成長率が小幅上方修正される公算だ。 その他、バーナンキFRB議長の議会証言も予定されているが、特段のサプライズとはならないだろう。 また、来週は月末週でもあり、円安が進む局面では本邦輸出企業による円買いも出易く、総じてドルの上値は重い展開になる可能性が高い。 ユーロドル相場も、レンジ内でのもみ合い推移となる見込みだ。原油価格が高止まりする中でインフレ懸念の残存はユーロの上昇材料となるが、ユーロ圏でも景気鈍化の可能性が高まる中、ユーロの上昇余地は徐々に限られてこよう。 来週は、2月の独ifo景況感指数(2/26)の発表が予定されており、企業景況感の悪化度合には注目が集まる。 なお、大手格付け機関が2月内を目処にモノライン大手の格下げを検討する方針を示しており、来週中に救済策が決定するか、まとまらず格下げの思惑が高まるのかが相場の波乱材料となるだろう。| プロフィール |
吉田 健一郎(よしだ けんいちろう)みずほ総合研究所株式会社 調査本部 市場調査部 シニアエコノミスト 【略歴】 1996年3月 一橋大学 商学部商学科 修了 1996年4月 (株)富士銀行 入社 1998年10月 同国際資金為替部 為替対顧客ディーラー 2002年4月 みずほ銀行市場営業部 為替対顧客ディーラー 2004年4月 みずほ総合研究所(株) 調査本部 経済調査部 主に為替相場、原油相場を担当。 【著書】 「日本経済の明日を読む2007」(共著、東洋経済新報社 2006年) |








