
引き続きドル売り圧力が強い展開に
(予想レンジ:100.50円〜104.00円) 今晩以降の為替市場では、引き続きドル売り圧力が強い展開を予想する。 足元の金融・経済環境をみる限りドル売り材料には事欠かず、現時点ではドル買い戻しのセンチメントは醸成されづらい。市場はドル安リスクを強く意識しつつ、米経済指標や信用不安の増大に敏感な展開が続くと予想される。 ドル円相場は1ドル=103円を明確に下抜けしてきたことで、次の目処は前回安値となる101円台後半となる見込みだ。今晩の2月の米雇用統計(3/7)や同小売売上高(3/13)といった経済指標と、米株価の動きを意識しつつ、ドル円相場は下値を探る展開を予想している。 国内では、今月は期末月でもあり、本邦勢の円買い圧力は強まることが予想され、ドルの戻りは鈍いだろう。 ユーロドル相場は、ユーロの底堅い展開を予想する。足元で米国の利下げ観測の高まりと共に欧米の期待金利差は拡大しており、ユーロドル相場も金利差拡大に沿って上昇している。 米経済指標の悪化により米利下げ期待が更に強まるようであれば、1ユーロ=1.55ドルを試す展開になるだろう。| プロフィール |
吉田 健一郎(よしだ けんいちろう)みずほ総合研究所株式会社 調査本部 市場調査部 シニアエコノミスト 【略歴】 1996年3月 一橋大学 商学部商学科 修了 1996年4月 (株)富士銀行 入社 1998年10月 同国際資金為替部 為替対顧客ディーラー 2002年4月 みずほ銀行市場営業部 為替対顧客ディーラー 2004年4月 みずほ総合研究所(株) 調査本部 経済調査部 主に為替相場、原油相場を担当。 【著書】 「日本経済の明日を読む2007」(共著、東洋経済新報社 2006年) |








