
ドルは下落圧力が燻る展開に
(予想レンジ:97.50円〜100.50円) 今晩以降の為替市場では、ドルは引き続き下落圧力が燻る展開を予想する。ドル円相場では、月初の主要米経済指標を受けてドル売り圧力が強い展開が続くと予想される。3月のシカゴPMI(3/31)、同ISM製造業景況感指数(4/1)、同雇用統計(4/4)はいずれも米経済の減速を示唆する結果になると予想される。 もっとも、仮に経済指標が改善したとしても、4月以降の米金融機関の決算を控え、ドルの本格反転は見込みづらい。また、バーナンキFRB議長議会証言(4/2)や、ベアー・スターンズ買収に関する公聴会(4/3)なども注目される。 国内では3月期末日でもあり、週初は実需勢の円買いが出易い。経済指標では、日銀短観(3月調査、4/1)で企業景況感の悪化が予想されているものの、予想の範囲内の結果に留まれば、為替市場への影響は限定的であろう。 ユーロドル相場は、ユーロの上値を試す展開を予想している。ドイツ経済が底堅さを見せていることや、ECBがインフレに対して警戒的な姿勢を示していることもあって、ドル売りの相手としてユーロは買い進めやすい。| プロフィール |
吉田 健一郎(よしだ けんいちろう)みずほ総合研究所株式会社 調査本部 市場調査部 シニアエコノミスト 【略歴】 1996年3月 一橋大学 商学部商学科 修了 1996年4月 (株)富士銀行 入社 1998年10月 同国際資金為替部 為替対顧客ディーラー 2002年4月 みずほ銀行市場営業部 為替対顧客ディーラー 2004年4月 みずほ総合研究所(株) 調査本部 経済調査部 主に為替相場、原油相場を担当。 【著書】 「日本経済の明日を読む2007」(共著、東洋経済新報社 2006年) |








