
ドルは雇用統計後はもみ合う展開に
(予想レンジ:101.00円〜104.00円) 今晩以降の為替市場では、雇用統計後は横ばい圏でもみ合う展開を予想する。 欧米投資銀行の資本増強策の発表等を受け、極端な信用不安は後退している。金融市場はこのモメンタムがしばらく続くのか、或いは短命に終わるのかを見極めようとしている。 試金石となるのは大手米銀の決算動向であろうが、主要企業の発表は再来週で、来週は様子見姿勢が強まり易い。ドル円相場は、クレジット市場動向や米株価をにらみつつ102円台を中心としたもみ合いになろう。 経済指標では、3月の雇用統計(4/4)に注目が集まるが、失業保険申請件数で示される雇用環境の悪化を映じて、市場予想を下回る結果となればドル売りに繋がる可能性がある。 また3/18FOMC議事録(4/8)は、バーナンキ議長の議会証言後であるため、全体的に新鮮味の乏しい内容になりそうだ。 ユーロドル相場は、1ユーロ=1.56ドル台を中心としたもみ合いを予想する。注目はECB理事会後のトリシェ総裁記者会見(4/10)だ。CPIの上昇等を受け、インフレに対するタカ派姿勢が示されればユーロが上昇する可能性もある。| プロフィール |
吉田 健一郎(よしだ けんいちろう)みずほ総合研究所株式会社 調査本部 市場調査部 シニアエコノミスト 【略歴】 1996年3月 一橋大学 商学部商学科 修了 1996年4月 (株)富士銀行 入社 1998年10月 同国際資金為替部 為替対顧客ディーラー 2002年4月 みずほ銀行市場営業部 為替対顧客ディーラー 2004年4月 みずほ総合研究所(株) 調査本部 経済調査部 主に為替相場、原油相場を担当。 【著書】 「日本経済の明日を読む2007」(共著、東洋経済新報社 2006年) |








