(2008年04月18日)

ドルは対主要通貨で底堅い推移を予想

(予想レンジ:101.80円〜104.30円)

今晩以降の為替市場では、ドルは対主要通貨で底堅い推移を予想する。ドル円相場は新規材料難ながら、米株価やユーロ相場にらみの展開となるだろう。米企業決算では本日のシティグループの決算が注目され、市場の予想通りとなれば安心感から米株価が上昇しドル買い材料となろう。

もっとも、米経済指標は不冴えな物が多く、3月の耐久財受注(4/24)、同中古・新築住宅販売(4/23・24)、新規失業保険申請件数(4/24)等ではいずれも前月・前週からの悪化が見込まれている。依然として米国のファンダメンタルズ改善が進まない中で、ドルの上昇余地は限定的なものとなる公算だ。

ユーロドル相場は、ユーロの上値が重い展開が予想される。来週の米経済指標の悪化や原油価格の上昇はユーロ買い材料にはなるが、当局のユーロ高への警戒感が増す中で市場参加者のユーロ買いは徐々に慎重さを増してくる展開を予想している。

また、上昇が続いていた4月の独ifo景況感指数(4/24)は前月からは小幅低下が予想されており、ユーロの上値を抑える要因となろう。



プロフィール
吉田 健一郎(よしだ けんいちろう)

みずほ総合研究所株式会社
調査本部 市場調査部 シニアエコノミスト

【略歴】
1996年3月 一橋大学 商学部商学科 修了
1996年4月 (株)富士銀行 入社
1998年10月 同国際資金為替部 為替対顧客ディーラー
2002年4月 みずほ銀行市場営業部 為替対顧客ディーラー
2004年4月 みずほ総合研究所(株) 調査本部 経済調査部
主に為替相場、原油相場を担当。

【著書】
「日本経済の明日を読む2007」(共著、東洋経済新報社 2006年)