
ドルは目先上伸もその後は伸び悩み:4月28日〜5月9日
今晩から再来週にかけての為替市場では、ドルは目先上伸もその後は伸び悩む展開を予想する。 ドル円相場は足元でドル買い機運が強まっている。来週はFOMC(4/29・30)におけるFRBの利下げ幅や、声明文でのインフレ警戒姿勢に注目が集まっている。インフレに対する懸念が強まるようであれば、利下げ打ち止め感の高まりとともにドルは上伸する可能性もある。 また、1〜3月期の米GDP(4/30)でもプラス成長が予想されており、ドルの支援材料となろう。 米主要金融機関の決算発表が峠を越えたことで、今後は米ファンダメンタルズに市場の注目が戻る可能性が高い。5月以降に発表される経済指標では、4月の製造業・非製造業ISM景況感指数(5/1・5)、同雇用統計(5/2)などで引き続き悪化が予想される。ドル円相場も足元で上昇基調が強まっていただけに、5月以降の指標悪化は利食い売りのきっかけになる可能性があるだろう。 ユーロドル相場も、来週前半はユーロ売りが続く可能性があるが、その後は米指標の悪化を受けてユーロが底堅い推移を予想している。| プロフィール |
吉田 健一郎(よしだ けんいちろう)みずほ総合研究所株式会社 調査本部 市場調査部 シニアエコノミスト 【略歴】 1996年3月 一橋大学 商学部商学科 修了 1996年4月 (株)富士銀行 入社 1998年10月 同国際資金為替部 為替対顧客ディーラー 2002年4月 みずほ銀行市場営業部 為替対顧客ディーラー 2004年4月 みずほ総合研究所(株) 調査本部 経済調査部 主に為替相場、原油相場を担当。 【著書】 「日本経済の明日を読む2007」(共著、東洋経済新報社 2006年) |








