
円安地合いが続く見込み
(予想レンジ:106.60円〜109.60円) 今晩以降の為替市場では、円安ドル高地合いが続く公算だ。指標面では、5月の米CPI(6/13)、6月のNY・フィラデルフィア連銀景況指数(6/16・19)、週間失業保険統計(6/19)が注目される。 米CPIは前月比0.5%と高めの上昇が予想されている。また、原油需給の逼迫感が強い中で原油価格は高水準が続くとみられる。 G8財務相会議後のポールソン財務長官の会見(6/14)や、バーナンキFRB議長講演(6/16)ではインフレ懸念に対する発言が予想され、利上げ期待がくすぶる中ドル高圧力が持続すると予想する。 一方、景況指数、失業保険は米景気の減速を示す内容となりそうだ。また、来週は米大手証券会社の決算発表が予定されており、再び信用不安が高まるようであればドル安に振れる可能性があることにも留意が必要だ。 ユーロドル相場は方向感が出難いと予想する。金利先物市場ではECBが複数回の利上げをする可能性が高いとの見方も燻っており、7月ECB理事会を前にユーロドル相場は振れが大きい展開になるだろう。| プロフィール |
吉田 健一郎(よしだ けんいちろう)みずほ総合研究所株式会社 調査本部 市場調査部 シニアエコノミスト 【略歴】 1996年3月 一橋大学 商学部商学科 修了 1996年4月 (株)富士銀行 入社 1998年10月 同国際資金為替部 為替対顧客ディーラー 2002年4月 みずほ銀行市場営業部 為替対顧客ディーラー 2004年4月 みずほ総合研究所(株) 調査本部 経済調査部 主に為替相場、原油相場を担当。 【著書】 「日本経済の明日を読む2007」(共著、東洋経済新報社 2006年) |








