(2008年06月20日)

ドルは対円を中心に上値が重い展開を予想

(予想レンジ:106.30円〜109.30円)

今晩以降の為替市場ではドルは対円を中心に上値の重い展開を予想する。ドル円相場は、FRBの金融政策の行方や景気動向を中心とした、米日金利差に連動し易い展開が続く見込みだ。

金融政策面での注目は6月FOMC(6/24・25)で、政策金利は据え置きが予想されるものの、声明文におけるインフレに対する懸念の度合が材料視されるだろう。

指標面では、6月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数(6/24)や5月の耐久財受注(6/25)などの発表が予定されている。住宅価格の下落が予想される中で8月利上げ期待が更に後退するような展開となればドル売りにつながり易い。

ユーロドル相場は、横ばい圏でのもみ合いが予想される。欧米経済指標が引き続き不冴えなものとなるなか、ユーロドル相場に方向感は見出しづらい。

6月の独ifo景況感(6/23)が注目されるが、先月大幅に低下したZEW景況感指数(6/17)と同様の結果となればユーロ売り材料になるだろう。引き続き油価動向などにも注目が集まる。



プロフィール
吉田 健一郎(よしだ けんいちろう)

みずほ総合研究所株式会社
調査本部 市場調査部 シニアエコノミスト

【略歴】
1996年3月 一橋大学 商学部商学科 修了
1996年4月 (株)富士銀行 入社
1998年10月 同国際資金為替部 為替対顧客ディーラー
2002年4月 みずほ銀行市場営業部 為替対顧客ディーラー
2004年4月 みずほ総合研究所(株) 調査本部 経済調査部
主に為替相場、原油相場を担当。

【著書】
「日本経済の明日を読む2007」(共著、東洋経済新報社 2006年)