
週後半の大手金融機関決算発表に注意
(米ドル円予想レンジ:105.60〜108.60) 10日下院金融委員会での議会証言において、バーナンキFRB議長は米国の金融混乱は依然続いているとの見方を示したことで、米ドル円は一時106.70付近まで下落した。その後、ポールソン財務長官の強い米ドルは米国の国益との発言を受け、米ドル円は107円台を回復するも、方向感なく推移した。 今後の米国の注目材料としては、生産者物価指数、小売売上高(15日)、消費者物価指数、鉱工業生産(16日)が挙げられる。一部の地区連銀総裁からはタカ派的な発言も聞かれることから、物価指数が強い内容となった場合、金利引上げ観測が台頭してくるだろう。その場合、金利先高観から米ドルが強含む可能性が高い。200日移動平均線が107.50付近に差し掛かっており、米ドル円がNY終値で200日線を突破するようであれば、6月の高値である108.60付近を目指す展開が考えられる。ただ、来週後半から欧米大手金融機関の第二四半期の決算発表が始まる。サブプライムローンによる影響が大きいメリルリンチ(17日)及びシティグループ(18日)の決算発表の内容が悪いようだと金融市場に混乱を及ぼす可能性があり、米ドルの下落要因となるだろう。 ユーロドルは今週序盤下値を試す展開であったが、21日移動平均線が差し掛かる1.56付近がサポートされる形で値を戻している。暫くは高値圏(1.56〜1.59)での揉み合いが続きそうだ。ただ、16日発表のユーロ圏消費者物価指数の内容によっては動意がでてくる可能性がある。強い数字が出た場合、レンジの上限を目指す展開が考えられる。| プロフィール |
駒場 秀樹(こまば ひでき)カネツGKGoh株式会社 業務部業務課 課長 略歴 1995年3月 筑波大学 社会工学類 修了 1995年4月 カネツ商事株式会社 入社 1999年4月 同国際部外国為替課 カスタマーディーラー 2005年7月 カネツGKGoh株式会社 業務部業務課 |









