
米ドル円金融問題に神経質な動きを予想
(米ドル円予想レンジ:103.50〜107.50) 金融市場にリーマンショックが走った。先週末までは大手証券会社であるリーマン・ブラザーズは救済されるとの見方が強かったものの、今週に入り融資先が現れなかったことから突然の破綻。これを受け米ドル円、クロス円ともに急落し、米ドル円は一時103円台半ばまで値を沈める場面が見られた。その後、米政府が大手保険会社であるAIGを救済したことで、一時安堵感が広がったものの、金融不安を払拭するには至らず。昨日、短期金融市場の米ドル逼迫に対応するため、各国中央銀行が協調して資金供給を行った。また、ポールソン財務長官が議会にRTC(整理信託公社)型の金融問題解決を提案したとの一部報道で、NYダウがマイナスサイドから前日比400ドル超上昇したこともあり、米ドル円、クロス円ともに大きく値を戻している。 今後の注目材料としては、独IFO業況指数、米中古住宅販売件数、バーナンキFRB議長の上下両院合同経済委員会で証言(24日)、米耐久財受注、米新築住宅販売件数、ポールソン財務長官とバーナンキFRB議長が下院金融委員会で証言(25日)が挙げられる。24日はバーナンキFRB議長のクレッジットクランチ、住宅危機、インフレ問題、現在の経済状況についての証言が予定されており、特に注目している。 米ドル円、クロス円ともに金融問題に対し神経質な動きとなりそうだ。RTCの設立を短期間で行なう事は難しいと考えており、仮に第2のリーマンが現れるようだと更なる下値を試すだろう。一方、議会証言などで金融不安を和らげることができれば、大きく値を戻す可能性がある。 金や原油先物が安値から大きく上昇したことを追い風に、ユーロドルは強含む展開となっており、目先的には今月11日につけた1.3880付近が底値になりそうだ。商品市況が底堅く推移するようだとユーロドルは更なる上値を試すと考えている。ただ1.4500付近では上値を抑えられる可能性が高い。| プロフィール |
駒場 秀樹(こまば ひでき)カネツGKGoh株式会社 業務部業務課 課長 略歴 1995年3月 筑波大学 社会工学類 修了 1995年4月 カネツ商事株式会社 入社 1999年4月 同国際部外国為替課 カスタマーディーラー 2005年7月 カネツGKGoh株式会社 業務部業務課 |









