(2006年10月20日)
上半期好調も今後に懸念―東工取出来高
東京工業品取引所の平成18年度上半期の出来高は4月から9月の合計で3410万枚と、前年度上半期に比較すると25%の増加となっている
この間の1日平均では前年度上半期が21万9000枚であったが、今年度上半期は27万4000枚と1日当たり5万5000枚ほどの増加となっている。これを商品別でみると、金、白金等の貴金属市場の取引量が大きく増加し、金は前年度同期比98%増、白金も同様に66%増となっている。
貴金属が前年度同期比で85%増となっているのに対して、石油市場の出来高は逆に前年同期比25%ほど減少している。
このように同取引所の上半期の出来高は比較的順調に推移したが、同取引所の南學理事長ら首脳は8月以降の取引の推移などを踏まえ、今後の取引の見通しについてはこれを懸念する意向を明らかにしている。
それというのも、8月以降の出来高の低迷が顕著になっていることと、取組高が今年の9月末時点で56万枚となり、前年の9月末時点の69万枚と比較すると、13万枚(18%の減少)も低下していることによる。
南學理事長は18日の記者会見で、この出来高と取組高減少の背景について「世界的に商品価格が調整・下落局面にあること、商品価格の変動率の上昇で市場離脱を余儀なくされた投資家が存在すること」を挙げた。引き続きこの原因を究明しつつ適切な対策をとることにしている。
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