(2006年11月02日)
前月比2000円安で決着―東工取原油10月限
1日は東工取原油の10月限納会でこの最終決済価格は4万2480円と前限月比2020円安であった。指標となるNY市場のWTI原油が先月20日には11月限56ドル台で限月落ちしたのに呼応したもので、この最終決済価格は世界的に原油相場が高騰してピークを付けた今年7、8月の5万円前後に比較すると、16%安に相当する。10月の原油の国際相場はNY市場のWT1よりも、北海ブレント原油が月を通じて高値を付けたのが特徴的で、この傾向は現在も続いている。
原油の国際相場は7月から8月の夏場に指標となるWTIで77ドルから78ドルの最高値を付けた経緯があり、一方の北海ブレント原油も同様に8月に78・64ドルの最高値をつけている。WTI原油の最高値が正確には7月の78・40ドルであることから、北海ブレントがわずかでも高値を付けるのは以前からのものである。
当時の国際情勢についてみるなら、イスラエルがレバノンに対する突然の空爆に踏み切り、約1カ月にわたってレバノンの民兵組織であるヒズボラとの間で戦闘を展開している。
しかし、このイスラエルとレバノン間の紛争は周辺国に飛び火することなく国連による調停で停戦したことから、中東産油国を巡る地政学リスクが剥げ落ち、8月後半からはファンドのロングの手仕舞いが急進展して原油の国際相場は下落局面となった
これにより原油相場は指標となるNY市場のWTIで前述の通り11月限で56ドル台の安値まで下落、それも先月20日の限月落ち当時のことであった。
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