(2006年11月09日)

リッテラー氏の農場、アイオワ州北部

10月4日、記者は、アイオワ州北部のバトラー郡とフロイド郡の境に位置するグリーン市にあるロン・リッテラー氏の農場を訪問した。

バトラー郡は、昨年、コーン生産において同州99の郡の中で28番目に生産量が多く2910万ブッシェル(平均イールドは1エーカー当たり185・6ブッシェル)、フロイド郡は同40番目に多い生産量で2510万ブッシェル(同184・2ブッシェル)だった。リッテラー氏は、このようなコーン生産量の比較的多い地域で農業に従事し幅広く活動している。

同氏は、前アイオワ・コーン生産者協会(ICGA)プレジデントで、現在は全米コーン生産者協会(NCGA)のファースト・バイス・プレジデント(First

Vice President)を

務めている。

ドイツ系米国人の同氏は、27年間農業に従事しコーンと大豆をそれぞれ生産している。同氏は「現在生産している大豆はすべて遺伝子組み換え(GM)で、コーンは、遺伝子組み換えと非遺伝子組み換え(Non―GM)の両方を生産している」と述べた。なお、小豆や枝豆、オーガニック作物の生産は行っていないという。

同氏が生産している穀物は輸出用にも消費されているが、主に米国内の家畜の飼料用に使われている。

また、同氏は、アイオワ州北部のエタノール工場にいくらかの量のコーンを売っている。一方のバイオディーゼルに関する事業には「いまのところ携わっていない」という。

同氏は、コーンや大豆の先物価格を常にチェックしており、ネットで調べた相場表を印刷し記者に示した。この時点ではまだシカゴ・コーンは期近ベースで2ドル60セント台、大豆は同5ドル40セント台と低迷していた。

リッテラー氏の農場でも収穫作業が進行中で、大豆の収穫がかなり進展し、記者が訪れた日の翌週からはコーンの収穫が始まろうとしていた。大豆畑のきれいに刈り取られた跡が残っていた。

なお、当日は、アイオワ・コーン・プロモーション・ボードのミンディ・A・ウィリアムソン、アイオワ・コーン生産者協会のエディス・ムンロの両氏がリッテラー氏の農場まで案内してくれた。両氏がそれぞれ所属する団体は、アイオワ州のコーン生産者団体の2大組織として中核を成している。

早朝、宿泊先のホテルで両氏に迎えられ、アイオワ州のほぼ中央部に位置する州都デモインから車でリッテラー氏の農場へ向かったが、同農場に近づくに従って風が強くなり、温暖なデモインとは異なり肌寒さを感じた。

アイオワ州では、同州の特長であるこうした強風を利用した風力発電所を目にすることができる。これもれっきとした代替エネルギーである。車窓からは遠方に風車が何台も力強く回転する大きな同発電所の存在を確認できた。

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