(2006年11月15日)

プラチナ2006中間調査報告書で会見

ジョンソン・マッセイ社および田中貴金属工業は、14日、帝国ホテル(東京都千代田区)で「プラチナ2006年中間調査報告書」日本語版を発表、会見を行った。同会見では、国際貴金属市場の専門家でジョンソン・マッセイ社マーケティング広報部部長のジェレミー・S・クームズ氏がプラチナやパラジウムの需給動向を中心にプレゼンテーションを行った。向こう6カ月間のプラチナ価格をトロイオンス当たり980―1200ドルと予想。その概要は以下の通り。

プラチナ

2006年のプラチナの世界需要は、自動車業界による触媒の利用増大で前年同期比5%増の218・3トンと過去最大になる見通し。

06年の自動車触媒用プラチナ需要は118・8トンから136・2トンに拡大すると予想される。

宝飾業界によるプラチナの購入量は前年同期比10%超減少し、54・1トンになると予想される。プラチナ価格が高く、値動きが大きいため、すべての主要市場のメーカーや小売企業が在庫を取り崩している。

さらに、一次生産量が07年も引き続き拡大すると予想される。自動車触媒用需要の増大により、生産量の拡大分のほとんどが吸収されると予想されるほか、比較的価格変動の影響を受けにくい工業用需要がさらに拡大する可能性が強い。

パラジウム

自動車触媒用のパラジウムの使用量の拡大は、宝飾品業界の購入量の減少によって相殺され、06年の需要は前年同期比6%減の213・1トンと予想される。南アフリカのパラジウム生産量が拡大するとともに、ロシア政府による在庫からの売却量が高水準に達すると予想されることから、供給量は前年同期比1%増の263・8トンになる見通し。

パラジウムの価格がプラチナ価格を大幅に下回っているため、ガソリン車に装着されるスリーウェイ(三元)触媒に使用するプラチナのパラジウムへの代替が進んでいる。06年にはまた、ディーゼル車の排ガスの後処理に使用されるパラジウムが初めて、飛躍的な増大を見せた。この2つの傾向は07年も続くと予想される。

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