(2007年01月29日)

亀井氏が講演会―東京商取調査部会・1月例会

東京商品取引員調査部会が24日に開催した1月度例会では、亀井幸一郎氏(マーケット ストラテジィ インスティチュート代表)を講師に迎え「07年の金価格展望」と題する講演を聴いた。

同氏は、金相場について07年も上昇トレンドを持続、上下動を繰り返しながら次第に下値を切り上げる、とした。まず金市場の内部要因として、ゴールドETF(上場投資信託)の拡大を取り上げた。日本でも大証が23日に、金ETFの導入を明らかにしたとし、「これは東証とNYSE(NY証取)の包括提携のウワサから遅れてならじという焦りとも見受けられる」と述べた。また、鉱山会社によるヘッジの買い戻し、インド、中国など新興国需要の拡大期待などを材料として指摘した。次に金の需給関係については、06年の供給は3133トン、需要は3463トンと需要過多であると結論付けた。この中では、中央銀行による公的売却量が減少傾向にあることが大きいとした。

海外金の今後の見通しについて「GFMS社は06年の年報で800ドル達成を論じていた。これはドル急落を考えてのものと思われる。しかし、前述のような国際金融情勢などからドルは下げトレンドに移行するものの、これは段階的に進むことで暴落という範囲に入るようなことは避けられるのではないか」と述べた。これらのことから海外金は600ドル台後半の値固めから700ドルへのトライと見通した。

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