(2007年02月02日)

亜鉛上場を検討―中国・上海先物取引

中国の上海先物取引所(SHFE)は、亜鉛を新規に上場する。内部で具体的な検討を進めており、2月末までに時期、規模などの内容を詰め具体化する。中国の亜鉛需要は、世界の30%強を占めるといわれており、伸び率も年間5―7%前後と高い。実需市場が大きく、先物市場に上場することで価格変動に対するヘッジ機能の強化が要請されている。

亜鉛は、工業品として亜鉛メッキ鋼板を主体に世界的に需要が増加している。ILZSG(国際鉛亜鉛研究会)によると2006年の亜鉛需要は、1106万トン、前年比3・9%の増加。需要の30%強が中国の消費といわれている。とくに中国国内での自動車生産台数の増加で自動車用の亜鉛メッキ鋼板の需要が拡大。国内市況は、ロンドン金属取引所(LME)よりも割高で推移している。先物市場への上場は、中国内の亜鉛製錬メーカーからも市況の安定化対策の一つとして歓迎されているといわれる。

亜鉛は、世界的にも需要が増加しており、先進国を中心に戦略製品となっている。このため中国政府も増産に注力しており、昨年新規鉱山の開鉱も増加している。

上海先物市場での新規上場は、こうした内外の状況を判断して実施が検討されているもの。国内の実需規模が大きいためきちんと機能していけば、ヘッジ対策として有効に働くと期待されている。

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