(2007年02月06日)

原油、世界景気映し上昇か―三菱UFJレポ

三菱UFJリサーチ&コンサルティングは2日、「乱高下する原油相場をどうみるか」と題したレポートを発表した。その中で、原油相場は上昇傾向に転じる、と予測した。

それによると、1月の原油相場の上下幅はおよそ10ドルとかなり大きなものであり、主要因は米北東部の暖冬。しかし、暖冬の要因である海水温が上昇するエルニーニョが2月1日の米海洋大気庁(NOAA)によると、エルニーニョは弱まってきており、しばらく米国の気象への影響は小さくなる、と発表。1月26日に終わる週にかけ、暖冬から厳冬へ移り暖房油の需要が高まる中、在庫が大幅に減少したことが原油相場上昇の要因となった、とした。

さらに、原油相場で注目は地政学リスク。核開発問題、イラク情勢を巡ってイランと対立する米国は、2006年11月にイラク増派の方針を発表。米国が春から数カ月で戦略石油備蓄(SPR)積み増しを発表し需要増加に向かうことも、相場の下値を支える材料とした。

これらを踏まえると、足元の景気実勢と中長期的な要因に見合った水準に相場が落ち着いてきているとした。

その景気は、今年半ば頃にかけて再加速が予想され、しばらくは米北東部の気温の変動が相場を左右する展開が続くであろうとしながらも、その後は世界景気とともに原油相場は上昇基調に転じる、との見方を示した。

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