(2007年02月27日)

NY原油、昨年12月以来の高値

NY原油は現地23日、バレル当たり61・14ドル(終値)を付けた。これは、昨年12月22日以来の高値であり、中東における地政学的リスクの高まりが背景にあるとみられる。

米国は、イランのウラン濃縮活動の継続を受け、今後は金融制裁を含めた制裁措置の発動を視野に入れる。イランが、21日までのウラン濃縮停止期限を無視したことを受け、国連安保理が26日にイランに対する制裁措置を協議する。現在までの金融制裁でイランの石油、天然ガス開発事業が停滞したことから、金融制裁強化は一定の効果を上げているが、同日の協議での調整は難航との見方もある。

また、イラン大統領は核開発計画に後退はない、と表明。同外交官も、戦争を含めたいかなる状況にも備えている、と指摘した。

中東における地政学的リスクは依然高まりを見せている。このような地政学的リスクを背景に、原油相場は、NY市場25日の夜の時間外取引でも上昇している。中東情勢悪化における原油供給の不安から、今後のイランを巡る動き次第では、さらなる原油相場上昇もみられるであろう。

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