(2007年03月19日)

OPEC、生産枠据え置く

石油輸出国機構(OPEC)は現地15日ウィーン本部で定例総会を開き、生産枠の据え置きを決定した。

OPEC総会は、生産目標を日量2580万バレルに据え置くことで合意。これに対し、需要が落ち込む春先シーズンを迎えるが、国際エネルギー機関(IEA)は、在庫減などを理由に増産すべき、との考えを示した。

OPECには、原油価格の高値を維持したいとの思惑がある。1月の米北東部の暖冬で、WTI原油がバレル当たり50ドルを割り込んだ際には、緊急総会で追加減産を検討。その後、寒波で石油在庫が減少し、原油価格も60ドル前後まで回復したことで、原油相場は安定している、との見方が広がった。

同機構は、2007年の世界の原油需要の伸び見通しを上方修正。これまでの予想から10万バレル増の、日量130万バレルとした。また、昨年11月には日量120万バレル、今年2月から同50万バレルの追加減産に踏み切っており、総会では、170万バレル減産の完全実施を求める意見も相次いだ。

一方、世界景気の減退を懸念。原油需要に影響する可能性を嫌気し、必要があれば次回開催予定である9月前の6月に会合を開く可能性を示唆した。

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