(2007年03月23日)
ガソリン需要、好調持続―米週間石油在庫統計
現地21日のNY原油は続伸した。この日に発表された米週間石油在庫統計で、改めて米国におけるガソリン需要が大きく、この需給がひっ迫していることが浮き彫りになった。
米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計によると、ガソリン在庫が大きく減少し、原油在庫は大幅に増加した。ガソリン在庫が2億1050万バレルと、前週比340万バレル減。留出油在庫は1億1870万バレルと、同170万バレル減。そのうち暖房油在庫は4100万バレルで、同30万バレル減。原油在庫が3億2930万バレルと、同400万バレル増となった。
これを市場の事前予想と比べると、ガソリン在庫の減少、原油在庫の増加が大きいことがわかる。事前予想では、ガソリン在庫が同170万バレル減。留出油在庫が同130万バレル減。原油在庫が同80万バレル増であった。
ガソリン在庫が減少し、原油在庫が増加した背景には、製油所のメンテナンスなどがある。シーズンを迎えるガソリン需要が例年以上に高まる中で、製油所のメンテナンスやトラブルの復旧に時間がかかっている。その中で、製油所の稼働率が前週から0・7%増加したのにもかかわらず、ガソリン在庫が減少したことが原油相場の上げ要因となった。
一方、米石油協会(API)発表の在庫統計によると、ガソリン在庫は増加し、原油在庫は同じく大幅に増加した。ガソリン在庫が2億469万バレルと、前週から75万バレル増。そのうち改質ガソリンが96万バレルと、同10万バレル増。留出油在庫が1億2334万バレルと、同16万バレル減。そのうち暖房油在庫が4254万バレルと、同176万バレル減。原油在庫が3億2935万バレルと、同566万増となった。
今後、ガソリン需要の増加と共に、メンテナンス後の製油所の精製量は上がるとみられる。それに伴い原油をより必要とされることからも、原油相場の地合いは底堅いとみられる。
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