(2007年05月03日)

欧州・中国の需要堅調-ブレンド原油上ザヤ背景

 三菱UFJ&コンサルティングがこのほど発表した原油レポートによると、この1―2カ月ブレント原油がWTI原油より基調が強く上ザヤとなっているのは、欧州や中国の景気が好調でこれにより石油需要が堅調であることが原因とした。

 WTI原油の期近価格は、欧州の指標であるブレント原油やドバイ原油に比べて、相対的に弱い値動きが続いている。これは、米国に比べて欧州や中国が、相対的に景気が好調であり、石油需要も堅調なことを反映している。また、WTI先物取引の現物引渡し場所に近い米中西部で原油在庫の増加が目立つ。これも、WTI期近物が安いことにつながっている。

 足元の米製油所の稼働率は低迷が続いている。製油所の生産障害が相次いでおり、稼働率は平年よりも低く、ハリケーン被災の影響があった前年並みにとどまっている。また、メンテナンスが多いためガソリン供給は増えておらず、ガソリン在庫は減少が続いている。ガソリンの在庫率(在庫÷消費量)は、この時期としては低水準であり、供給懸念が強まっている。

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