(2007年05月14日)

商品設計で調整大詰め―東工取・金ミニ取引

東京工業品取引所(南學政明理事長)による金のミニ取引は、商品設計の調整が大詰めの段階だ。定款変更は明日15日の理事会で議決後、30日に開かれる総会を経て経済産業省に認可申請を行う。商品設計の詳細である業務規程も、理事会に取引原案を提示し了承が得られれば同省に変更申請を行うことになるが、15日の理事会では諮られない見通し。商品設計の進捗状況から判断して、金のミニ取引開始は事前の啓蒙期間をも考慮すると、これは7月中旬になりそうだ。

金ミニ取引の最大の特徴は、リスク許容度の小さい個人投資家に対して様々な配慮がなされた商品設計が検討されていることだ。

まずミニ取引単位を現行標準取引の10分の1に引き下げると同時に、制限値段を現行の2倍の120円程度に引き上げるよう検討されている。

関係者によると、過去数年間の金価格の動きから見て、この制限値段であれば制限値段に達することはまずないという。

これにより従来、ストップ高・ストップ安に相場が張り付いてしまい、委託者が手仕舞いしようにも思うようにできないといった懸念はほぼ払拭される。

次に取引本証拠金基準額も、このような商品設計により現行9万円から大幅に下がる安価な水準に設定することが可能になる。手持ち資金の限られている個人投資家も少額の資金で取引を行うことができる。

今回の金ミニ取引導入では、新規の投資家をどれだけ獲得できるかがポイントといえよう。最近、取引が急増している外国為替証拠金取引はオンライン取引がこの成長の原動力になったが、金のミニ取引はオンライン取引を行う投資家にとっても魅力的な商品であることから、新たな投資家を呼び込むことへの期待には大きなものがある。

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