(2007年06月09日)

昨年の高値更新難しく―みずほ総研原油レポ

みずほ総合研究所が7日に発表した原油レポートによると、原油価格は夏場に向けて上昇の可能性はあるものの、昨年の高値更新は難しい、としている。

現在のWTI期近価格は、アンダーバリューの可能性がある。この原因は、現物の需給緩和によるもの。WTI現物は、オクラホマで日量40万バレルの生産が行われているが、そのWTI現物の約半分を投入する、テキサス州マッキー製油所(日量17万バレル)が、火災により精製が一部ストップしている。

このため、WTIを含むオクラホマのクッシングの原油在庫は例年以上に拡大し、現物の余剰感が強まった。また、WTI先物は決済期日に現物と交換が可能なこともあり、最終的に現物価格の下落が期近価格の下落につながっている。

今後、WTI価格上昇ペースは、需給動向をにらみながらの緩やかなものになりそうだ。価格上昇は、現在のアンダーバリュー分の調整程度に留まるのではないか、とした。

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