(2007年08月16日)
国内でGM開発進展―バイテク情報普及会ツアー
国内で遺伝子組み換え作物の開発・研究が進んでいる。遺伝子組み換え技術によるコメなどの食品が市場に出回るまでには、消費者からの根強い反対もありまだまだ時間がかかりそうだが、茨城県つくば市観音台の研究所では、遺伝子組み換え製品の商業化へ向けた取り組みが徐々にではあるが行われている。
8日に参加したバイテク情報普及会主催のメディアツアー「国内におけるバイオ研究開発最前線の見学会」では、除草剤耐性大豆と害虫抵抗性・除草剤耐性トウモロコシ、スギ花粉症緩和米の生育状況、大豆とツルマメの交雑試験圃場を視察。
トウモロコシ、大豆などの遺伝子組み換え作物の栽培地を案内した農業生物資源研究所・遺伝子組み換え研究推進室室長・田部井豊氏は、遺伝子組み換え作物の生産における効率性を指摘。
遺伝子組み換えに携わる研究者らは、GM(遺伝子組み換え)に対する誤解・偏見を排除し、確固とした認識を持ってもらうために、市民とともに作物の栽培を行った。これにより、いかに非遺伝子組み換え作物の栽培が大変で手間が掛かるか、遺伝子組み換え作物がいかに効率的であるか理解した向きもあるようだ。
遺伝子組み換え食品の安全性に問題がないかどうか確認できた上で、国内で商業生産を行うという段階に入っていく。同氏は「製品化する際に製薬会社と契約していなければならない」という。そのためには、薬品扱いになる以上、「ある一定の効力を示さなければならない」と述べた。
これは、サイエンス(科学)として捉えた場合、遺伝子組み換えのメカニズムが功を奏するかどうかも重要なポイントで、「商業化とサイエンスの2本柱で考えている」と語った。
ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録