(2007年08月17日)

「サブプライムと商品市況」―非鉄・原油に影響

米国サブプライムローン問題を背景にした金融市場の動揺が商品市場にもおよび、本来なら株価とは逆相関の関係にある貴金属までが急落して安値を更新している。このサブプライムローン問題が商品市場に与える影響について、野村證券金融経済研究所の経済調査部シニアエコノミストの大越龍文氏は次のように分析している。

一両日の株価急落はNYと東京市場で顕著だが、このサブプライムローン問題がさらに深刻化した場合には「商品市況調整の動きが先鋭化することが考えられる」としながらも、「現状ではこの問題により世界経済が深刻化する可能性は高いものではない」としている。

金についてはむしろ「投資資金の質への逃避先」として上昇圧力のかかる状況が当面は続く、としているが、サブプライム問題が落ち着けば市況に調整が入ることを想定している。

ただし、現状では「サブプライム問題で世界経済が深刻化する公算は大きいものではなく、この問題に対する懸念が緩和されると原油・非鉄金属市況は緩やかながらも堅調さを取り戻してくる」と予測している。

ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録
ブックマークに追加する