(2007年08月17日)
プロレス・ファンド組成―三田証券
三田証券(本社=東京都中央区日本橋茅場町1―6―17・三田邦博社長)は、このほどプロレス・イベントの証券化を受託した。人気プロレスラー・蝶野正洋氏(新日本プロレス所属)と共同で「プロレス・ファンド(プロレス再生ファンド)」の組成を行うことにしたものだ。
プロレス人気は長い間低迷を続けている。こうした中、蝶野氏は、プロレス復興を実現させるべく、新プロジェクト「蝶野王国」を始動。これはプロレス復興プロジェクトのシリーズ名で、第1回目は、9月1、2日に千葉の幕張メッセで開催する。
中でも革新的なのは、プロレス・イベントにファンドの力学を引き込んだことである。
そこで同社は、蝶野氏の重要なタッグ・パートナーに任命された。同氏に初めて会った時の印象として三田社長は「想像通りビジネスセンスがある方だったので一緒にやったら面白いのでないかと思った」と述べている。
同社は、ファンドの視点から運営を効率化しプロレスファン層の再開拓を支援する動きに出る。
こうしたイベントの証券化自体は、興行の一資金調達手段に過ぎないが、三田社長はプロレスとファンドの関係が効果的に働けば、プロレス興行という一連の流れが、プロレス再生・復活を促すことも可能になると考えている。
実際、同社の顧客からはプロレス・ファンドについて「面白い。ぜひやってみたい」との声が多く出たという。
さらに、今回のプロレス・イベントの証券化では、ファンドの視点から、数多くの非効率を取り除く努力を行っている。
同社は、プロレス・イベントについて、映画ファンドやアイドル・ファンドなどボランティア的要素の強いものとは違い、過去のトラック・レコードがあるだけに証券化しやすいことも、ポイントの1つとして挙げている。プロレスの観客動員数の過去のデータは、十分に蓄積されており、収益をある程度推測するのが可能としている。
同社は、今後もプロレス復興に向け努力を重ね、より多くの収益を確保できるようにする。現時点でプロレス・ファンドの収益としては「かなり成功を収めそうだ」と自信のほどを示した。
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