
手振り取引が幕―中部大阪商取が「収め式」
国内商品取引所で唯一残っていた手振り立会いが前週末の8月31日、完全に姿を消した。中部大阪商品取引所(木村文彦理事長)の新システム移行に伴い大阪取引センターで行われていた手や指で数量、価格を示す独特の取引仕法である手振り立会いが発祥の地でもある大阪で幕を閉じたもの。 同立会いの起源は古く、江戸時代の1730年に幕府が公認した「大阪堂島米会所」にまで遡り、戦後商品取引所が再スタートした後も、証券取引所を含めて取引の主流となっていた。最終取引終了後には、撃柝(タク)を返納する「収め式」=写真=が行われた。撃柝は、小豆、生糸などが隆盛を誇った当時、仕手戦なども華やかに展開され、大量ハナ(売りあるいは買い玉不足)取りが行われ、打ち鳴らされた。 式典であいさつに立った木村理事長は「発祥の地で立会いを終え、一抹のさみしさを感じるが、新システム移行で、より安全性、利便性を図りたい」と述べた。








