(2007年10月09日)

原油、穀物価格高騰の余波

9月末に発表された国税庁の統計によれば、民間企業に勤めるサラリーマンの年間の平均給与が、9年連続でダウンしたとのことである。にもかかわらず、原油や穀物価格急騰の影響で、10月から食品メーカーが相次いで値上げする。これにより、今後の家計負担が増えることが見込まれる。

そこで、都内のスーパーを覗いて見ると、大手とそれ以外の所では同じ食品でも、数10円ぐらいの価格差があった。ある中小スーパーで、居合わせた買い物客に現在の食品価格高騰について尋ねると、「ニュースでは、食品の値段が上がったとは聞いているけれど、あまり実感はない」と、幸いにも今のところ家計の大きな心配の種、とまでは至っていないようだ。

このように、消費者へ負担がかからないように配慮する、メーカーやスーパーの苦心が垣間見える。だが、今後も原油や穀物価格の高騰が続くと、コスト負担をさらに消費者へ転嫁せざるを得ない商品が増えるのではないか。

10月に入り間もないこともあり、値上がりという実感が、消費者の中に沸いてこないのかもしれない。消費者は、とにかく安いスーパーを探せばいいという、自衛策が身についているのであろうか。

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