(2007年11月21日)

TOCOMスクエアでセミナー開催―かざかコモディティ

かざかコモディティ(本店=東京都中央区、TEL=0120―240―108)が毎月2回(土曜日・午前)東京・銀座のTOCOMスクエア(写真・上)で開催しているセミナーは、参加者を限定した集中的、実践的な内容が特徴で講師役はラジオ日経「マーケット特報」のアナリストでもある同社の商品ブログ執筆陣が務めている。17日午前にTOCOMスクエアで開催された『最前線レポート相場勉強会』では、第1部で東京営業部の高田英夫トレードアドバイザー(同・中)がサヤ取りの基本と実践について、第2部では川原忠夫マネージャー(同・下)が国際経済全般と金・白金市況について解説した。

第2部の「国際経済全般と金」について、川原忠夫氏は米国景気は来春まで後退局面が続くとし、この原因としてサブプライム問題による企業業績の悪化が連鎖のごとく表面化していることを挙げた。

既に米国の主要金融機関は第3・四半期の損失計上を日本円にして3兆円強出し、10月下旬以降の下落でさらに損失額が膨らむ可能性が指摘されているとした。場合によっては日本のバブル時の不良債権処理額100兆円を上回るとし、このような金融機関の損失が企業に対する「貸し渋り」につながると、設備投資等の減速から個人消費の減退を招いて景気の足を引っ張るとした。

このような米国景気の減速感はそのままドル売りにつながりドルの暴落が懸念されることを指摘した。ドルの対ユーロでの価値観はこの8年間でおよそ50%目減りしたことになり、最近では欧州からユーロ高牽制発言が聞かれるようになった。

ユーロ高懸念のお鉢が日本円にも回ってきて、円ドル相場はもちあい放れになったとした。これにより円ドルは105円から112円での推移と予測した。

以上のような国際経済情勢と為替市場の現状から金市況については、ドル建て価格には達成感が生じ、1980年につけた最高値をすでに引け値ベースでは更新したことを挙げた。大勢トレンドが変化したわけではないが、今回の上昇幅は短期間で過去に例のないものなので一度750ドル前後までの調整が考えられるとした。

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