(2008年02月26日)
大豆・コーンの強基調予測―岡安商事がセミナー
岡安商事(本社=大阪市中央区)は23日、東京支店でマンスリーセミナーを開いた。今回が13回目となる同セミナーは開催から1周年を迎えた。国際商品見通しの説明の中で、内外大豆・コーンは強基調で推移するとの見解が出ており、「需給は今以上にひっ迫する可能性が高い」(同社東京支店営業部次長・吉田浩一氏)などと相場上昇の要因が指摘された。
内外では、昨年年初から大豆、コーンともに大幅に上昇している。その中でも、第1部で説明した吉田氏は、「今年はコーンが主役になる」とした。
バイオ燃料について「エタノールは再生燃料。掘り起こさないと出てこない石油と違い、自分の力で生産量を増やすことが可能。これが世界に波及している」と語り、米国でコーンを原料とするエタノール生産が今後ますます伸びていくと述べた。そしてこれがシカゴ・コーンの大きな上昇要因になることを指摘。
第2部では同社アナリスト・広目天氏が、BRICs(中国・インドなどの新興国)諸国の需要増などを背景に食料が全般的に値上がりしている現状を語った。そうした中で、輸出規制強化、輸入規制緩和という「穀物ナショナリズム」が台頭していると指摘。需給状況の詳細についても触れ、アルゼンチンにとって中国が最大の大豆買い付け国であると述べながら、「世界的には大豆需給はひっ迫している」とした。
同氏は、エタノール動向について吉田氏と同様の見解を示し、「原油相場の高止まりが続く限り、エタノール生産は増えるだろう」と述べた。実際に米国内でエタノール生産者は大幅に利益を上げている。このようなバイオ燃料や米コーン輸出の需要が根強いことなどを背景に、「米コーンの作付意欲は強く、作付面積は予想したほど減少しない」との見方を示した。
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