(2008年06月16日)

日本のメーカーは否定的―LME鉄鋼先物市場

LME(ロンドン金属取引所)は4月28日からビレット先物取引を開始したが、日本の鉄鋼メーカーは「鉄鋼製品の先物取引は、馴染まないのではないか。仮にホットコイルなどの製品が上場されたらスペックが多様で、ホットコイルという括りでは対応できない可能性がある」(馬田一・JFEスチール社長)として否定的な感触を伝えている。NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)は、2007年末からのホットコイル上場を今年後半まで大幅に延期。鉄鋼メーカーなどの対応を見守る姿勢に転換している。供給サイドでは価格決定を一部ではあれ先物市場に委ねるのは問題があるとの指摘が一般的で、現物取引主体の鉄鋼製品市場には拒否感が強い。このため東京工業品取引所などでの新規上場には、相当の時間が掛かる可能性がある。

ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録
ブックマークに追加する