(2008年06月24日)

広目天氏、穀物需給タイトを指摘―岡安セミナー

21日に都内で開催された『第17回岡安マンスリーセミナー』で、岡安商事アナリスト・広目天氏は「ドル安を背景に商品相場の騰勢は続く」とし、穀物・貴金属・原油など主要な国際商品について総じて強気の見通しを語った。

広目天氏はまず、CRB指数(ロイター・ジェフリーズCRB指数)が先ごろ450を突破したことについて触れ「現在は、450を下回っているが、依然高い水準にある」として、商品相場全体の騰勢が著しいことを指摘。こうした背景には、バイオ燃料ブーム、異常気象などの要因から食品インフレが起こっていることや、サブプライムによる損失拡大から米利下げ、ドル安となり、商品市場への投機資金の流入が促進されたことがあるとし「今後、再びドル安が進むようなら、商品高騰の流れも続くのではないか」と述べた。

同氏はシカゴコーン相場について、2008―09年の世界のコーン生産高と消費に関して「1800万トン程度の供給不足。これは米コーンの減産見通しによる」と述べた。また、期末在庫が前年比で半減していることを取り上げ、需給の引き締まりを示唆した。

こうした上で、同氏は相場の見通しについて「コーンは中国が輸出規制をしており、買おうと思ったら、米国から輸入するしかない。従って、この高値圏にあっても米国の輸出は旺盛である」とし「7ドル割れの相場はしばらくない」と予想した。

続いて、NY金相場について「目先的に950ドルを上抜けるようなら、これまでのもみ合いがエネルギーとなって上放れる確率が高い。供給面でも、近年の南アの減産は顕著であり、弱気できない相場」との見解を示した。

最後に、同氏はNY原油について「年間で見て、世界の石油の供給不足は明らか。夏場にかけて大型のハリケーンが直撃すれば、150ドルもあり得ない話ではない」とした上で「現在の原油相場は下げても、125ドル程度まで」と予想。

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