(2008年12月11日)
堅調な立ち上がり―白金ミニ上場から1カ月
東京工業品取引所において、11月10日に白金先物ミニ取引が上場されてから1カ月が経過した。その間の出来高は、11月で5万9150枚となっている。これは11月の東工取全体の出来高254万9637枚において2・32%の割合を占めており、アルミニウム、パラジウム、銀、原油に次いで少ない出来高でのスタートとなった。ただ、昨夏に上場された金ミニ取引の出だしと比較しても遜色のない数字であり、まずは堅調な立ち上がりといえるか。
白金ミニ取引は、従来の標準取引の取引単位500グラムに対し、5分の1の100グラムとなっている。取引本証拠金も4万円(10日現在)と、標準取引の15万円より取組みやすく、リスク許容度の低い個人投資家向けの商品設計となっている。
白金ミニに先行して2007年7月17日に上場された金ミニ取引と比較すると、金ミニは最初の月は11営業日で6万5188枚の出来高となっており1日の平均出来高は5926枚、白金ミニは14営業日で5万9150枚の出来高で1日の平均出来高は4225枚。現在、商品市場全般に弱気の相場が続いており、年末を控えて取引高も減少している環境を考慮に入れると、まずまずの滑り出しだろう。
白金についても、足元では高値からの暴落が注目され現物の買いが集中。大手貴金属店でも、一部で白金コインが販売停止になるなど需要が高まっている。こうした現状を踏まえて、より積極的なPR活動を進めることで、今後の人気につなげていきたいところだ。東工取・広報部も「まだ、認知度が高まっていない。今後、セミナー開催などの広報、啓発活動を継続していくことで対外的にPRしていきたい」としている。
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