(2009年07月02日)

東穀取、ザラバ商品全て板寄せに

東京穀物商品取引所は、ザラバ取引商品を全て板寄せに戻す。1日行われた記者会見で山野昭二専務理事が明らかにした。現在Non―GMO(非遺伝子組み換え)大豆、コーヒー(アラビカ、ロブスタの2品目)でザラバ取引が行われているが、出来高が極端に落ち込んでいるうえに、ザラバシステム稼働に伴う純コストが3億円以上かかり赤字状態が続いている現状から、板寄せに戻すことでコストを大幅に縮減させる。

東穀取のNon大豆、コーヒーの出来高は、ザラバ取引に移行してから1日につき1000枚もない低迷状態が続いていた。山野専務理事は「今の状況ではザラバを継続しても出来高の回復は困難」と述べた。

取引形態の移行について「9月末には(ザラバを)全部やめて」板寄せに戻して取引を行うと明言。これにより、莫大なコストがかかり「赤字の垂れ流し状態だった」点を解消、赤字幅が削減されるとしている。システムの実働に伴う純コストは8000万―9000万円で収まるという。会員の商品先物取引会社のシステム運用の負担も軽減されることになる。

東穀取は昨年1月、まずコーヒーに対して英パットシステムズのザラバ取引システムを導入。これが結果的に同商品の出来高低迷をもたらすこととなった。当初取引中に不具合が多発。同システムが果たして適切だったのかとの本紙の質問に対し、山野専務理事は「すんだことをあれこれ言いたくはないが、反省している」と述べた。

東穀取は、現在月々2000万円弱の赤字だが、人件費削減などを推し進め「キャッシュフローベースのトントンにはもっていきたい」としている。

今後ロブスタコーヒー、Non大豆については上場廃止などを視野に入れた検討を進める意向も示した。


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