(2009年07月02日)
国内4取引所 6月出来高、 前月比50%増
商品取引所連絡会は6月の国内商品先物4取引所の総出来高を、前月比50%増の322万7819枚と発表した。前年同月比では28%の減少。4取引所全ての出来高が増加に転じるなど、5月に100万枚強も急減した落ち込み分を取り戻した。とくに、各取引所の主力商品に人気を集めたことが、出来高全体を押し上げる格好となった。
東京工業品取引所の6月出来高は、242万4233枚となった。次期システムを稼動させた5月は156万9326枚と低迷したが、6月は85万枚超も(55%)増加に転じ、ほぼ4月の水準にまで回復した。
5月出来高は前月から90万枚近く急減していた。東工取は5月の低迷について(1)新取引システム導入に伴い取引ルールを大幅に変更したため、慣れるまでに若干時間を要する(2)新システムの安定稼働を見極めてから新規参入、あるいは取引高を増加させたい市場参加者がいると思われる、と分析した。
6月出来高が膨らんだ背景には、(1)の取引ルールに慣れてきた部分が大きいようだ。「新システム稼働当初は、市場参加者がシステムに慣れていなかったが、その後は徐々に馴染んで頂き、システムの利便性が認識されていると思う」とし、「例えば、新しく導入したスプレッド取引(スタンダード・コンビネーション・オーダー)は、自己ディーリングやファンドなどから限月間における裁定取引やロールオーバー(乗り換え)を目的とし、活発に利用されるようになっている」(東工取)とコメントしている。
こうした背景により、全商品の出来高も前月から軒並み増加した。とくに、主力商品である金(標準)が91万9181枚と前月比77%増、白金も38万1849枚と51%増加した。ミニ取引でも、金が39万6580枚と51%増、白金は4万7418枚と44%増となった。石油市場では、ガソリンが26万2192枚と58%増加している。
東京穀物商品取引所は60万2378枚と、前月から30%増加した。一般大豆が32万2823枚、コーンが22万7620枚と、ともに前月比30%超の増加となった。一般大豆は、出来高が前年同月比から約4倍に膨らむなど人気を呼んだ。
中部大阪商品取引所は19万6042枚と、前月比67%増。ガソリンが11万9208枚と66%増、灯油は7万6660枚と69%増加した。
関西商品取引所は5166枚と前月から17%増加した。
国内商品先物市場の総出来高は5月、4取引所体制に移行してからは、月間ベースで初めて200万枚台にまで落ち込んでいた。
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