(2009年09月09日)

東穀取、生糸上場廃止へ 低迷から脱却できず

東京穀物商品取引所は生糸の上場を廃止する。15日の理事会に諮り正式に決定されるが、10月で休止して11月2日の株式会社化を経て廃止する予定。生糸は横浜商品取引所(当時)の注目上場銘柄として一時期脚光を浴び取引が活発化していたが、同商品の取引低迷とともに横浜商取が東穀取に合併吸収され、その後も東穀取での上場が続いていた。低迷状態から脱却できず上場廃止に至った。

東穀取の生糸は「ずっと建玉がゼロ」(浜田英俊常務理事)の状況下、廃止せざるを得ない状況になった。

浜田常務理事は、生糸市場の現状について「当業者の方からは残してもらいたいとの意見があった。ただ取引がない状態なら廃止するのもやむを得ないという意見だった」と述べた。当業者を中心に指標価格の発信地として生糸市場を残してほしいとの要望は根強くあったという。

東穀取には商いが極端に薄い商品が目立ってきている。そのうちの一つであるロブスタコーヒーについては、まだ建玉が若干あるとしながらも「(上場廃止するかどうか)追って考えないといけないが、いきなり廃止とはならないだろう」とする。

Non―GMO(非遺伝子組み換え)大豆に関して「大豆2本あっても流動性が散るだけだ。2本あることの意味がないかもしれない。現時点では廃止するかどうかの話はないが」などと語っている。

ロブスタ、Non大豆とも、取組高・出来高の急減から上場廃止するのではないかとの意見が市場関係者から頻繁に聞かれているのが実情。

今後商いが一段と薄くなるようだと、この2商品の上場が廃止となる可能性が強まるとみられる。


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