(2009年10月02日)
国内商品4取引所総出来高、242万枚と低水準 9月
商品取引所連絡会がこのほど発表した9月の国内商品先物4取引所の総出来高は、242万3344枚と5月に次ぐ今年2番目の低水準となった。大型連休による営業日の少なさが影響したもよう。4取引所すべてが8月から出来高が減少するなか、東京工業品取引所のシェアは6カ月ぶりに8割を回復した。10月は、各取引所で具体的な流動性向上策が実施されることから、出来高の回復が期待される。
商品取引所連絡会調べ
国内商品先物4取引所の出来高が200万枚台に低迷したのは、今年に入りこれで4度目。9月は、17年ぶりの低水準となった5月の215万枚台に次いだ。
東京工業品取引所は197万5938枚と、5月以来となる200万枚割れ。ただ、出来高が減少するなかでも4取引所シェアでは8割を回復しており、東工取の一人勝ちの構図は変わらない。
上場商品別に見ると銀の人気が最も高く、9895枚と出来高は前月から倍増した。金も、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金価格が、トロイオンス当たり1000ドルの大台に再び乗せたことから人気が集まり、83万2722枚と前月から4%強の微増となった。
一方、金ミニは落ち込みが目立つ。9月の出来高は22万1563枚と、今年のピークである2月の82万枚弱から、73%近く減少した。東工取は9月の取締役会で、当初予定であった10月からの定率参加料引き上げを見送り、2010年3月末まで現行の14円に据え置く措置をとった。
東工取は、10月から市場振興策を実行する。1日には建玉制限数量を緩和。8日にはリモートメンバーシップ制度(遠隔地市場取引参加者制度)を実施し、海外企業の参入を視野に入れる。また、マーケット・メーカー制度を導入し、流動性回復のテコ入れを図る。
東京穀物商品取引所は、前月比27・4%減の29万8090枚。前月からの減少幅が、4取引所のなかで最も大きかった。インターコンチネンタル取引所(ICE)の砂糖が上昇しているため、粗糖には買い人気が集まり前月比31・4%増の1万8814枚となった。
ただ、主力商品であるコーンと大豆の急減が、取引所全体の出来高減少に響いた。
中部大阪商品取引所は、前月比10・9%減の14万4644枚。中部大阪は、10月13日から金の試験上場を開始、出来高のV字回復を狙う。
関西商品取引所は、前月比6・9%減の4672枚となった。
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