(2009年11月04日)
国内4取引所、300万枚割れ続く 10月の総出来高
日本商品清算機構(JCCH)がこのほど発表した10月の国内商品先物4取引所の総出来高は279万4489枚と、300万枚割れが続いている。1―4月に300万枚台であった出来高は、東京工業品取引所が次期システムを導入した5月以降、200万枚台にまで落ち込んだ。10月は、各取引所が流動性回復の施策を相次いで行ったものの、出来高回復の糸口が見えにくい状況だ。
東工取が次期システムを稼働させた5月以降、国内4取引所の総出来高は、これまで6月を除くすべての月で300万枚を割り込んでいる。6月の300万枚台回復は、次期システムへの「ルールに慣れた部分が大きい」(東工取)との見方であった。システム稼働から6カ月が経ちルールに慣れたはずの現在でも、4取引所の出来高が300万枚に回復しない状況は深刻といえる。
10月は、流動性回復への施策も相次いだ。東工取は建玉制限を緩和し、リモートメンバーシップ(遠隔地市場取引参加者)やマーケット・メーカー制度の導入を行った。中部大阪商品取引所は、中旬に金の試験上場を開始した。ただ、今のところは、これらの施策が出来高増加につながっているとは言いがたい。
10月の東京工業品取引所は、主力商品の貴金属の出来高が前月から増加した。金、金ミニは前月比で約30%増となり、東工取商品別シェアの1、2位を占めた。金ミニは出来高の減少傾向が一服した格好。銀、パラジウムも前月から増加した。ただ、白金ミニが前月比24・3%減の1万7196枚と伸び悩んでいる。
東京穀物商品取引所は大豆が伸びた。一般大豆の出来高は前月比3・11%増、対前年同期比では56・34%増の13万9120枚となった。NON―GMOも前月比349・26%と急増した。
コーヒーにも人気が集まっている。アラビカは前月比47・09%増の3264枚。ロブスターは173・40%増の257枚。
中大取は10月半ばに試験上場した金がパッとせず、出来高は2万2526枚。1日平均出来高を2万枚に設定しているが、10月は1609枚と低迷した。
こうした状況を踏まえ、中大取は10月下旬には早々と証拠金を引き下げる措置をとった。また、11月下旬をめどに立ち会い時間を拡大し巻き返しを図る。
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