(2010年01月05日)
国内4商取 12月の総出来高、09年の月間最高枚数に
日本商品清算機構(JCCH)がこのほど発表した、2009年12月の国内商品先物4取引所の総出来高は342万8233枚となった。これは09年の月間最高枚数であるとともに、前年同月比でプラスに転じるものであり、市場の出来高減少傾向に歯止めがかかりつつある。一方、09年年間で見た4取引所の総出来高は、前年比32・8%の減少となった。また、直近のピークである03年からは76・9%減と大幅な落ち込みになっている。
09年12月は、11月から4取引所のすべてで出来高が増加した。前年同月からは1・77%のプラスに転じており、09年では初めて前年同月比を上回った。とくに、東京工業品取引所の増加率と取引所別シェアの伸びが目立っている。
東工取の12月出来高は301万5195枚と、08年10月以来の300万枚台を回復した。取引所別シェアは87・95%と11月からさらに拡大しており、一人勝ちの構図が続いている。
東工取の出来高全体を押し上げたのが金(標準)。165万395枚は08年2月以来となる高水準となった。江崎格東工取社長は4日の新年賀詞交歓会のあいさつのなかで、金が「分散投資として注目を集めた」と語った。
貴金属と並び、東工取のもう1つの中心的な市場である石油は、ガソリン、灯油、中東産原油を合わせた出来高が、前月から3・5%増加した。今年5月には連産品である軽油の再上場を予定していることもあり、石油市場のさらなる活性化につながる可能性がある。
東京穀物商品取引所は、前月から1・4%増の27万3859枚。主力商品であるとうもろこしが前月比18・7%減の9万2165枚と振るわなかったものの、粗糖が2倍強となる3万5216枚にまで出来高を伸ばし、他商品も健闘を見せた。 09年(1―12月)の4取引所の総出来高は3555万4634枚となり、前年比で32・8%減少するなど低迷した。取引所別で見ても東工取が29・6%減、東穀取は42・7%減、中部大阪商品取引所が45・8%減、関西商品取引所は62・0%減と、全取引所で大幅な落ち込みとなった。
また09年年間の取引所・品目別出来高シェアでは、東工取の金(標準)とミニを合わせた47・6%がトップで、前年の39・5%を大幅に上回った。また、2番目の白金(標準)とミニの計11・34%を大きく引き離している。
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