(2010年02月02日)
国内4取引所出来高 前年比でプラス続く
日本商品清算機構(JCCH)はこのほど、国内商品先物4取引所の1月総出来高が311万8705枚と発表した。前年同月からは1・9%増となり、前年同月比でプラスに転じたのはこれで2カ月連続。また、月間出来高300万枚台は3カ月連続となった。先月に出来高をけん引した東京工業品取引所の金は減少し、海外でETF(上場投資信託)が上場された白金やパラジウムに人気が傾いた。農産物でも、海外で価格高騰が続く粗糖への投資意欲は強い。
JCCH発表/1月の総出来高
東京工業品取引所の1月出来高は273万3397枚。先月から9・3%減少したため、再び300万枚を割り込んだ。2009年12月には海外の金価格高騰を受け国内でも投資人気が高まったが、10年1月は価格上昇が一服したため出来高にも影響した。ただ、4取引所すべての出来高が先月から減少したなかで、東工取だけは前年同月から増加し5・9%増となっている。
1月に米国で白金とパラジウムETFが上場されたことから投資家の買いを集め価格は上昇、国内でも投資人気が高まり金の出来高減少をカバーした。白金(標準)は前月比54・5%増の47万3886枚、前年同月比では93・4%の大幅増。パラジウムも前月比67・0%増の1万3092枚、前年同月比116・2%の大幅増となった。一方、金(標準)は前月から22・2%減少し128万4255枚となったが、前年同月からは46・5%増。
ミニ取引は精彩を欠いた。金ミニは前月比25・0%減の27万7924枚となり、前年同月からは60・0%減と大きく落ち込んだ。白金ミニは60・1%増加し3万8780枚となったが、前年同月比では4・3%減少。
東京穀物商品取引所は6・1%減の25万7228枚。前年同月からは21・7%減へと落ち込んだ。出来高減少のなかでも粗糖への人気は高く、前年同月からは400%近い伸びとなった。
中部大阪商品取引所は8・2%減の12万3314枚。3月の総会以降に石油、金を除く4市場5商品の上場を廃止する。廃止商品は畜産物(鶏卵)、ゴム(RSS3号、TSR20)、アルミニウム、天然ゴム指数。
関西取引所は1・4%減の4766枚。
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