(2010年04月27日)
東穀取、来年コメ上場申請
東京穀物商品取引所の渡辺好明社長は、このほど本紙が行ったインタビューで、来年にコメ上場の申請を実施すると明言し、価格変動リスクを回避して、指標価格を発信する場を設けることに対して前向きな姿勢を示した。コメの後は穀物指数を上場申請すると示唆した。小麦や豚肉については上場申請時期を明らかにしなかったが、リスク・ヘッジとして先物市場で取引されることの必要性を強調した。
渡辺社長は、「来年はまずコメから(申請を)やる。次に穀物指数かもしれない」と語った。なぜ農産物に先物市場が必要なのかについて、「われわれのために必要なのではなくて、農産物を供給する人、農産物を使う人、倉庫にとってリスクを回避する場が必要」であるためと指摘。一番リスクが生じるものとして価格変動を挙げた。
「田植えから収穫までの価格変動、それがもう間もなく目の前から見えてくるわけだ。生産調整に参加するかしないかも含めて田植えの状況から分かってきて、それから作柄が心配になって、去年から在庫抱えているのは価格にどう影響するのか、といったことが今年は非常によく見える年だと思う」と述べた。
渡辺社長は、現民主党政権から価格を支持しようとする政策は、今のところ一つも出てきていないとし、「価格は見事に変動すると思う。そのときに価格変動を甘んじて受け入れる小さな農家とそれを回避したいとする大きな団体・農家との関係が明らかになっていくだろう」と述べた。
そうしたうえで「常にリスクを回避する、それから価格の指標を出すということについてわれわれの出番は間もなく来ると思う」と強調した。
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