(2010年08月31日)

商品先物上場7社、金人気で一部純利益

商品先物上場7社の2010年4―6月期決算がこのほど出そろい、金の高騰に伴う投資の人気化の恩恵などを受け純利益を計上する会社が出る一方、前年同期から赤字幅を大きく膨らませる会社も出るなど、明暗が分かれた格好だ。黒字は3社になったが、純損失になった会社のなかには特別損失を計上したことが響いたところもみられた。

ユニコムグループホールディングスは、金や白金などの委託売買高が好調であったことから商品先物委託手数料収入は前年同期比14・9%増になり、商品先物取引業収益は同7・7%増となった。

第一商品も金相場高騰の追い風に乗る形で、従来から根強く実施してきた金を中心とした営業戦略を一段と推進、純利益を計上した。

豊商事は、受取手数料が前年同期から35・2%増加、自己売買益で同37・3%増が寄与する形で純利益を確保。

ただ、岡藤ホールディングス、エース交易、アストマックス、フジトミの4社は赤字決算となった。

とくに岡藤ホールディングスは、前年同期からは3億円も赤字幅が膨らんだ。同社グループの中核をなす岡藤商事は、受取手数料収入の増加などにより4400万円の純利益を計上している。フジトミは、商品先物取引事業以外に、LED(発光ダイオード)照明の販売といった新規事業に参入するなど業績回復に努めたが、前年同期とほぼ変わらずの赤字幅となった。

不招請勧誘禁止の本格的な導入(来年1月)を控えて十分な対応をとれるよう態勢を整えつつある会社が見られている。純損失を計上した会社は今後、営業戦略を練るなかでどこまで赤字幅を縮小させ黒字に転換できるかがポイントになるだろう。


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