(2011年08月05日)
コメ先物/8日商いスタート/東穀取関西取大型商品で活性化へ
東京穀物商品取引所・関西商品取引所は、きょう8日から、コメの先物取引(試験上場)を開始する。関係者は、この最後の大型商品の上場で、出来高の向上など大きな期待を寄せている。今後の課題として、ヘッジ・受け渡し機能などがいかんなく発揮され、本上場へとスムーズに移行できるようになることが必須とみられる。国内で72年ぶりのコメ市場復活とあって、各商品先物取引業者は、商い活性化へと確実に成功に導くため、啓発活動に尽力する方向だ。
商品先物取引業者のコメ取引にかける力の入れ方が、これまでの商品の上場時とは違うようだ。不招請勧誘禁止で営業活動が限定的な状況の中、取引業者の中には、キャンペーンを展開するなど顧客獲得のためできる限りの努力・工夫をする。
今までの新規上場商品の中には、商いが思うように伸びなかったものがあるが、商品先物業界以外から「コメはぜひ(商いが)伸びてほしい」(金融関係業者)と、エールを送る声が聞かれる。
また、今回のコメ上場については「証券業界でも関心が高い」(証券アナリスト)などの意見もあり、海外の投資家も注目を集めている状況。
東穀取は向こう2年間単独で存続し、農産物市場の切れ目のない発展を図る。先物取引発祥の地・大坂の堂島米会所の流れをくむ関西取も、低迷状態から脱したい構えだ。
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